福岡で生まれた一灯点滅式信号機
事務局Hです。
車用の信号機といえば青、黄、赤の3色が並んだ信号機を思い浮かべる方が大半だと思いますが、赤や黄色のランプが点滅する一灯式の信号機も皆様にとって馴染みが深いのではないでしょうか。
赤の点滅は「一時停止」、黄色の点滅は「注意して進め」を意味します。
この信号機は正式名称を「一灯点滅式信号機」といいます。
実はこの一灯点滅式信号機、もともと福岡で生まれたことをご存知でしたでしょうか?
西日本新聞の記事によると、一灯点滅式信号機は福岡県警察と信号機メーカーの協力のもと1984年に福岡市南区で初めて導入され、現在でも全国で設置件数が最も多いのは福岡県だそうです。
ところが一灯点滅式信号機は交通事故の抑止効果が低いと言われており、全国的に撤去の流れが進んでいるそうです。
たしかに都道府県によっては一灯点滅式信号機が1基もない地域もあるそうなので、教習所で教わって以来初めて遭遇し、どうしていいかわからずパニックに陥る…ということもあるかもしれませんね。
とはいえ、福岡で生まれた一灯点滅式信号機が姿を消してしまうのも少々寂しい気がします。
ちなみに私は雪国の出身ですが、当地では青、黄、赤が横向きに並ぶ「横型信号」ではなく、上から赤、黄、青と並ぶ「縦型信号」が主流でした。
信号機が横に長いと、雪が積もったときに見えなくなるおそれがあるからです。
信号機一つとっても地域による違いがあるものですね。
馴染みのない土地を車で走るときも、その土地特有の道路事情にうまく適応しながら、交通安全に十分注意したいものです。